2005年11月15日

ウクライナ・リーグ15節:シャフタル - ディナモ戦後のイホール・スルキス会長のインタヴュー

−試合はいつものディナモ対シャフタル戦の様に行われた。最初から最後まで結果は分からなかった。成功は我々のものとなった。全く五分の勝負だった。デミヤネンコの戦術が若干勝っていたかも知れない。今迄この様な戦術は取った事がなかった。うちは1トップで戦い、ディオゴ・リンコンはティモシュチュクをマークした。シャフタルの攻撃の脅威は、全てティモシュチュクが起点になっていると思っている。

シャフタルが木曜日に試合をして、恐らく完全には回復していなかった事は考慮すべきだ。ディナモであれシャフタルであれ、ターン・オーバー制を取っていると言うのは馬鹿げているし、その様な事はない。この様なクラブが戦えば、必ず雌雄を決せねばならない。今日はうちが勝った。去年はシャフタルが勝った。どの試合も妥協がないので、当面は3−0や4−0の結果は期待出来ない。はっきりと分かっているのは、試合は1点が入るまで続くと言う事だ。

まず、うちのチーム、チームの働きと自らの力への自信、そして選手全員が自分がピッチで出来る事を分かっていた事に満足している。

我々は精神的に辛い時期にあった。シャフタルと違って欧州カップが今年は全くないのだ。だから今年、これほど高レベルの試合はトゥーン戦以来初めてだったと言えよう。恥ずかしながら、その試合は敗退したが。恐らく、トレーナー陣は、我々がどの様に切り抜けるべきか、何を強化し、冬の中休みに誰を放出し、どのポジションを補強するかを決断せねばならない。欧州レベルに列する為の作業は全て手付かずのままだ。今日の試合、この1試合で何らかの具体的決定を下せるだろう。

質問:さしあたり、アナトリー・デミヤネンコの仕事には満足していますか?
−完全に満足している。何よりもまず、アナトリー・デミヤネンコはチームに良い雰囲気を作る事に成功した。これが一番重要だ。チームは良い雰囲気で、自分達に何が必要か理解している。

質問:今日のディナモはこのメンバーがベスト・メンバーだと言えますか?
−ベストかそうでないかは言いにくい事だ。いくつかの例なら挙げられる。フセフはリザーヴやディナモ−2で身体慣らしもせずに、術後初めての試合に出た。これは総じてディナモではありえない事だ。だから、フセフがベストの状態でプレー出来たとは言えない。フセフにはもっと激しくプレーする力がある。ベンチには、ベスト・コンディションならば出場したであろう選手がいた。レコ、ロドルフォ、ミレフスキー、ヴェルパコフスキスだ。よって、ベスト・メンバーで試合をしたとは言いにくい。もしヴェルパコフスキスがベスト・コンディションだったならば、カウンターでのチームのスピードが上がっただろう。今日、ディナモが勝ってシャフタルが負けたと言えない。この様な試合ではよくある事だ、マンチェスターUとチェルシーの試合でマンチェスターUに勝利が微笑んだ様に。今日はうちが勝ったが、明日はシャフタルが勝つかも知れない。近い将来、そういう試合もあるだろう。ウクライナ・リーグには、例えばロシア・リーグの様に、首位争いを出来るクラブがあと2〜3必要だ。だから、現在注目はうちとシャフタルの首位争いに集中している。試合の結果が分からない様な、クラブ間の力の均衡したリーグが観たいものだ。今日、シャフタルかディナモどちらが勝つか、はたまた引き分けるかは予測し難かった。はっきりしているのは、フットボールが勝った事だ。

質問:今日の結果でデミヤネンコの監督としての地位が固まり、「代理」ではなくなる事もあるでしょうか?
−感情的になってはいけない。デミヤネンコは今シーズン終了まで監督代理を務めると前にお話した。シーズンは12月10日に終わる。私と決定権を持つ人達とで、じっくりよく考えた上で最終的な決定をする。しかしながら、デミヤネンコはこの勝利で重要な一歩を刻んだ。これは疑いようがない。私がいつも言っている事だが、デミヤネンコは旧ソ連時代のディナモでキャプテンとしてチームをまとめた、我々のДинамовец(ディナモヴェツ;ディナモ所属選手)だ。デミヤネンコには戦士の気質が備わっている。そして、ヴァレリー・ヴァシリエヴィッチ・ロバノフスキーという監督の下で働いていた。デミヤネンコは自分が必要とするものが何かを分かっている。

ディナモに外国人監督を招こうと計画した事もあったが、あの頃は辛い時期だった。監督を招いても、時期が来れば外国人監督は何らかの理由で帰ってしまう。自分の国で働いているわけではないからだ。これ以上何を言うべきだろうか?伝統を壊すのは大変難しいが、一度壊してからまた元に戻そうとする事も非常に難しいだろう。分かりやすい例はスパルタク・モスクワだ。

シャフタル・ドネツクにはスカラ、シュスター、そして今はルチェスク(偉大な監督だと考えている!)と次々に外国人監督が招かれるのは何故か?シャフタルの会長と役員がシャフタルの伝統を作るからだ。しかしディナモ・キエフには長い歴史があり、これを作ったのは私ではなく、ソヴィエト・リーグで最初に優勝した人々だ。ソヴィエト・リーグでディナモは13回優勝したが、これはウクライナ・リーグよりもはるかに難しいリーグだった。だから伝統を尊重せねばならない。トゥーンに負けた時に、私は少々途方に暮れてしまって、状況を変えてくれる有名な外国の専門家が必要だと言った…。しかしそれをデミヤネンコがやってのけた。デミヤネンコが残留するかどうかは明言出来ない。しかし、デミヤネンコが仕事で成果を上げているのは紛れもない事実だ。

ソース
シャフタル・ドネツク公式サイト


posted by Lio at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ディナモ・キエフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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